使い方

使い方

IE Mobile を DoCoMo N902i として起動する場合は、以下のようにしてください。
スタートメニューのプログラムに PreBrowser というフォルダが作成されます。この中に restore というフォルダがありますので、この中の DoCoMo N902i をタップします。
すると DoCoMo N902i に見せかけた ( 偽装した ) IE Mobile が起動します。これで後は普通にホームページにアクセスしてください。

IE Mobile を終了した後に、レジストリが元に戻されて普通の IE Mobile としての設定に戻ります。

この PreBrowser の一連の流れは、以下のようになっています。
動作の流れ
PreBrowser DoCoMo N902i 起動 → レジストリに設定 ( 偽装 ) → IE Mobile 起動 → IE Mobile 終了 → レジストリ設定を元に戻す

スタートメニューの exec フォルダのショートカットから IE Mobile を起動すると、IE Mobile 終了後もレジストリを元に戻しません。この場合普通に IE Mobile を起動すると、偽装したままの設定で使用する事が出来ます。
動作の流れ
PreBrowser DoCoMo N902i 起動 → レジストリに設定 ( 偽装 ) → IE Mobile 起動 → IE Mobile 終了
次回 IE Mobile 起動時は、偽装されたままです。


スタートメニューの setonly フォルダのショートカットを起動すると、レジストリの設定のみを行い ( 偽装の設定のみ ) IE Mobile は起動しません。
動作の流れ
PreBrowser DoCoMo N902i 起動 → レジストリに設定 ( 偽装 )

コマンドラインオプション

基本的な機能は、スタートメニューのショートカットを起動する事で使用する事が出来ます。
他の機能も使用する場合は、ショートカットのコマンドラインオプションを追加・修正します。

PreBrowser は基本的にコマンドラインオプションを指定して動作を指定します。

例えば、
PreBrowser.exe -agent docomo
とすれば DoCoMo N902i として IE Mobile を設定します。( IE Mobile が出力するユーザエージェントは、DoCoMo/2.0 N902i (c100; TB; W24H12) となる )

これは、
PreBrowser.exe -useragent "DoCoMo/2.0 N902i" -compatible c100 -version TB -platform W24H12 -postplatform ""
として実行するのと等価です。

また、
PreBrowser.exe -agent docomo -compatible c20000
とすると、DoCoMo/2.0 N902i (c20000; TB; W24H12) というユーザエージェント情報がブラウザから出力されます。

PreBrowser.exe -folder "\miniSD彊爪\My Documents\BrowserCache" -restore
とすると、ブラウザのキャッシュが BrowserCache 以下のフォルダに作成されるようになります。

PreBrowser.exe -agent docomo -restore -ps
とすると、N902i として動作し、スクロールはページ単位になります。またブラウザ終了時にユーザエージェント情報や、スクロールの動作などを元に戻します。

-agent agentname プリセットされたユーザエージェント情報をレジストリに書き込む。指定できる agentname は、wzero3, wzero3es, docomo, au, vodafone, ie6, ppc である。
-ps IE Mobile でページを見ているときに、ページ単位でスクロールする。通常上下左右のボタンを押すとリンクにカーソルが移動してスクロールするが、このオプションを有効にするとページ単位でスクロールするようになる。
-folder "\Foldername" コンテンツ、履歴、Cookie 等を保存するフォルダのパスを指定する。指定しない場合はデフォルトで "\Windows\Profiles\guest" に書き込む。
-restore ブラウザ終了後、レジストリに書き込んだ値をもとに戻す。
-setonly PreBrowser はブラウザを起動せずレジストリの設定のみで終了する。
-ie "\Windows\browser.exe" PreBrowser が起動させるブラウザのパスを指定する。デフォルトで "\Windows\iexplore.exe" が起動する。


-useragent ユーザエージェント情報
-compatible ブラウザコンパチビリティ
-version ブラウザバージョン
-platform ブラウザが動作しているプラットフォーム
-postplatform ブラウザが動作しているプラットフォームの詳細情報


ExecSelect と組み合わせる

次に ExecSelect と組み合わせることで、2++ などから URL を開くときに、ExecSelect のメニューが開かれて、各種 PreBrowser を切替えて起動させることが出来ます。

まずExecSelect をダウンロードしてインストールをしてください。
次に PreBrowser に同梱されている execselect.ini ファイルを、ExecSelect インストールフォルダにコピーします。
CAB ファイルでインストールした場合は、\Program Files\ExecSelect フォルダです。

TRE で、\HKEY_CLASSES_ROOT\http\Shell\Open\Command にある Default の値を、

"\Program Files\ExecSelect\ExecSelect.exe" %1
に設定します。( 元に戻すときは「iexplore.exe %1」とする )

Tag: ソフトウェア ブラウザ IE Mobile PreBrowser