ターミナル環境

qpe-embeddedkonsole-jp ワイド版 - telnet, ftp - zsh - armutils, sudo, traceroute - samba
SL-C860 は PDA というよりも小型LinuxPC です。ターミナルも入れないと話しになりませんので、ターミナル環境をそろえます。

qpe-embeddedkonsole-jp ワイド版

パッケージの入手 : いとしの liza

qpe-embeddedkonsole-ja ワイド版をダウンロードする。CD-ROM についている標準コンソールよりも良いらしい。とりあえず日本語入力欄付きワイド版パッケージをダウンロード。普通にインストールを行う。

Home に「端末ウィンドウ」というアイコンが出来ているのでクリックする前に、1秒ほど長押しをする。
するとメニューが開くので「アプリケーションを VGA 〜 に最適化して実行する」というチェックを外す。そうしないと縦画面で起動されてしまう。

次にコンソールを開くと、いきなり文字が小さくて字が読めないので Fn + Q キーを押してポップアップメニューを開く。ここから Font を選択する。lcfont ( 18dot ) 位が見やすいと思う。



そうして日本語が入力できない時には、以下の内容で "/home/zaurus/.inputrc" を作成すると良いらしい。

set convert-meta off
set meta-flag on
set output-meta on

telnet, ftp

パッケージの入手 : Walrus,Visit.

SL-C860 のキーボードでコマンドを打っていると疲れます。ここで telnet から入れるようにしましょう。
また ftp でファイルを SL-C860 に送り込みたいときもありますので、ついでに FTP サーバも入れましょう。

telnetd は標準でインストールされていますので、FTP サーバをダウンロードしてインストールします。

これで pure-ftpd などが /usr/sbin/ にインストールされました。

次に通常 inetd から telnetd, ftpd を起動しますがデフォルトでは無効になっていますので、これを有効にします。

# vi /etc/inetd.conf

### With tcpd (TCP Wrapper) ###
ftp stream tcp nowait root /usr/sbin/pure-ftpd
telnet stream tcp nowait root /usr/sbin/in.telnetd ←コメントアウトをされているので # をはずす

# /etc/rc.d/init.d/inetd restart

これで telnet,ftp で入れることが出来るようになりました。

本来であれば tcpwrapper 経由で telnetd, ftpd などを起動する方がセキュリティ上良いのですが、PDA ということで大目に見ます。

zsh

パッケージの入手 : ipkg置き場

初めから入っている bash は、サスペンドしたときに起動したプロセスが sleep してしまうので、上位互換の zsh をインストールする。

ここから zsh_3.0.8-6_arm.ipk をダウンロードする。拡張子が tar になっていたので削除。
インストールは普通に行う。

起動はターミナルから、

$ zsh
で起動する。/home/zaurus/.zshrc というファイルを以下の内容で作成する。

export TERM=xterm-new

# set shell options
setopt auto_menu auto_cd correct auto_name_dirs auto_remove_slash
setopt extended_history hist_ignore_dups hist_ignore_space prompt_subst
setopt pushd_ignore_dups rm_star_silent sun_keyboard_hack
setopt extended_glob list_types no_beep always_last_prompt
setopt cdable_vars sh_word_split auto_param_keys

/home/QtPalmtop/qte.sh ファイルの

export SHELL=/bin/bash

(以下のように変更)
export SHELL=/home/QtPalmtop/bin/zsh

して再起動するとデフォルトのシェルが zsh になる。失敗すると Zaurus 自体が起動しなくなるようです。

リンク
http://www12.ocn.ne.jp/~p-r132/column/zaurus/zaurus_console.html

armutils, sudo, traceroute

パッケージの入手 : Zaurus arc

SL-C860 には ping, ftp などは標準で入っていますが、less や sudo, traceroute などは入っていません。次は小物をいれます。

armutils をインストールすると less などのコマンドをインストールできるようになります。また sudo, traceroute などもインストールしましょう。

samba

SambaController
samba を設定してネットワーク経由でもファイルのやりとりが出来るように設定しましょう。
samba はデフォルトでインストールされていますので、設定だけを行います。

/usr/lib/samba/smb.conf
が設定ファイル。
samba 自体は Zaurus といえども普通の samba なので普通に設定を行う。

netbios name = Zaurus の名前
interfaces = usbd0 eth0

とする。
あとは

# /etc/rc.d/init.d/samba start

で起動する。
このままではマイネットワークなどの一覧に Zaurus がでません。一覧 ( ブラウズリスト ) に出したい場合は、wins server に WINS サーバの IP アドレスを設定します。

とりあえずはマイコンピュータから \\192.168.0.20 などとすれば IP アドレス直接指定でアクセスできます。

SambaController

パッケージの入手 : Sharp Linux Zaurus

samba を起動するには、USB で PC と接続するかターミナルで起動する必要があります。
でも面倒なので SambaController を使いましょう。
これを使うと Zaurus のアプリケーションメニューから samba の起動・終了が簡単に出来ます。




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Last Updated : 2006-4-15

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