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PDFDiet は、新しいアプリケーション「かんたん PDF ダイエット」に生まれ変わりました。
このページには古い情報が書かれています。
「かんたん PDF ダイエット」は、「こちら」からどうぞ。





Table of Contents

PDFDiet

PDFDiet は、名前と実態は違うのですが、

  • PDF から画像を取り出す。または PDF を画像にする。
  • 画像の空白エリアを自動的に圧縮(空白を縮める)・削除(トリミング)して出力する
  • 近代デジタルライブラリの PDF のページ分割をする。
  • 画像ファイルからPDFを作成する。
    ソフトです。

設定もあまりなくざっくり簡単にできるので、すこしくらい文字が削れても「まあイイや的な人」におすすめです。
簡単な設定で、かなり高精度の余白圧縮・余白除去を行うことができます。
ChainLP では削除範囲が自動設定されてしまいますが、PDFDiet では任意の範囲を削除することができるので、ページ番号やノンブル?も削除して、本文だけを読むことを最優先にすることが可能になります。

  • PDFDiet スクリーンショット
    nolink,スクリーンショット

※Kindle 関連のフリーソフトについて、何も調べないままに作ったソフトですので、他にも似たようなソフトがあるのかどうなのかも分からずに作りました。他に良いものがあれば教えて下さい。
参考 : http://q.hatena.ne.jp/1215393396

ダウンロード

PDFDiet
download.png

バージョン : 20110823-1
サイズ : 5.42MB
更新日 : 2011-08-23
参照 : 動作環境


モチベーション

Kindle3 を購入したので、スキャン(自炊)したPDFを読もうとしたところ文字が小さすぎで読むことができず(笑) ChainLPで、かなーり読みやすくなったのですが、どうしても余白が大きく無駄が多い。

Kindle2 や DX はいざしらず、Kindle3 は画面が小さい。

eTilTranMeTilTran などを駆使すればどうにか余白を小さくできるのかもしれないですが、使い方がよく分からなかったので、独自に画像の余白をざっくり削除して出力するソフトを作りました。

出力イメージとしては、この図の左側が元の画像サイズで、右側が余白除去後の画像です。
余白を除去すると画面サイズびっちりに表示することが可能です。
また除外範囲(ページの上下左右%指定)をすることで、ページ上部・下部にあるページ番号・線分なども除去できます。

動作環境

PDFDiet を動かすためには、.NET Framework 4.0 ランタイムとMicrosoft Visual C++ 2008 SP1 再頒布可能パッケージがインストールされている必要があります。
インストールされていない場合は、以下のリンクからダウンロードしてそれぞれをインストールして下さい。

.NET Framework 4.0 ランタイム

http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?FamilyID=9cfb2d51-5ff4-4491-b0e5-b386f32c0992&displaylang=ja

Microsoft Visual C++ 2008 SP1 再頒布可能パッケージのインストール

https://www.microsoft.com/downloads/ja-jp/details.aspx?familyid=A5C84275-3B97-4AB7-A40D-3802B2AF5FC2&displaylang=ja

余白削除の流れ

自炊した PDF の余白を出来るだけ削除して、Kindle3 で読むための流れをご説明します。

  1. PDFファイルを選択する。もしくはPDF から画像データを取り出す。(PDFDiet では、スキャンした時の画像解像度で取り出します。ScanSnap のスーパーファインカラーであれば 300dpi)
  2. 取り出した画像から余白を除去した画像に変換出力する。
  3. 除去した画像 PDFに変換する。

PDFDiet では、上記の 1. 2. 3. が可能です。
PDFDiet 単体で、PDF ファイルの出力までできるようになりました。
PDFDiet 単体では、PDFファイルの作成は対応していませんので、別途 ChainLP を使います。
PDF よりも目次付きの MOBI 形式で出力すると、Kindle で目次でページに飛んでいけるので、ページ番号を覚えたり、次ページボタンを連打する必要がなくなります。

使い方

インストール

右上のリンクから、20?????-PDFDiet-release.zip をダウンロードして、適当なフォルダに展開して、PDFDiet を起動します。アンインストールはフォルダを削除するだけでOKです。レジストリなどは使用していません。

PDF→画像変換

一番簡単な方法は、PDFDiet のアイコンに PDF ファイルをドラッグ&ドロップしてください。
PDF ファイルと同じフォルダに pdfname-images というフォルダが作成され、画像が展開されます。

PDFDiet 起動後は、

  1. メニューの "PDF→画像変換" を選択して下さい。
  2. 自炊したPDF から画像を取り出す場合は「自炊PDF から画像を取得」を選択、普通のPDFを画像に変換する場合は「普通のPDFを画像に変換」を選択します。
    1. 「普通のPDF から画像に変換」機能は、Ghostscript を使用して行います。Ghostscript がインストールされていない場合は、自動的にダウンロードを行います。
  3. 開いたダイアログで変換対象の PDF を選択します。
  4. 次のダイアログで出力先のフォルダを選択します。
  5. 選択したフォルダ直下に、画像ファイルを出力します。

上記のドラッグ&ドロップと"PDF→画像変換"では、まず iTextSharp で画像変換を試み、失敗したら GhostScript で変換を行います。
もしうまく変換できない場合は、他のツールを使用してみて下さい。
参考 : http://q.hatena.ne.jp/1215393396
※iTextSharp の場合は、画像形式と解像度は自動判別して変換します。GhostScript の場合は、変換時にダイアログで選択することができます。

画像余白削除

余白削除機能の使い方
まずは簡単な使い方です。細かい使い方は、上のリンクをご覧ください。

  1. 変換元データの準備が出来たら、いよいよ余白の削除を行います。
  2. まずは変換イメージの確認をしましょう。メニューから "ダイエットモード"に変更し → "フォルダ選択" を選択します。
  3. 開いたダイアログで画像が入っているフォルダを選択します。
  4. するとプレビューエリアに画像が表示されます。右ボタン・左ボタンでページを進めてみて確認します。
  5. 変換を行うには、"変換実行!" → "シングル処理" もしくは "パラレル処理"を選択すると、即座に変換が行われます。
  6. 変換されたデータは、"元フォルダ名-output" というフォルダに出力されます。
    ※PDFDiet の余白削除機能は、PDFDiet 以外のツールで作成した画像ファイルも処理できます。

ページ分割機能

近代デジタルライブラリ」からダウンロードできる PDF は、PDF 1ページに見開き2ページ分の画像が含まれています。そのまま Kindle などで読もうとすると、狭い画面で見開き2ページが表示されてしまうので、非常に見づらくなります。
ページ分割機能を使用すると、「近代デジタルライブラリ」からダウンロードした PDF 画像の1ページを2ページに分割することができます。


Kindle で目次付きの電子書籍を読む ~MOBI形式のファイルを作成~

PDFDiet は、Amazon がリリースしている kindlegenを使用して、画像から MOBI形式のファイルを作成することができます。目次ファイルを用意しておくと、Kindle上で Menu→Go to...→table of contents で、自炊したファイルに目次をつけて読むことができるようになります。
※目次ファイルが無くても MOBI 形式のファイルを作成することはできますが、目次ファイルを作った方が便利ですよ。

toc-kindle.gif

その他便利ツールと参考

Kindle Previewwer
Kindle 電子書籍の作り方

FAQ

FAQ はこちらです。

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更新履歴

過去の更新履歴はこちらです。

2011-08-23

  • 複数 PDF ファイルを PDFDiet アイコンに D&D で、画像変換に対応しました(いままでは1ファイルのみ)。
  • 奇数ページ・偶数ページを選択できるボタンを追加しました。
  • 入力画像・出力画像の表示幅を変更できるようにしました(境目をドラッグ)。

2011-02-06

  • ePub 形式の出力に対応しました。
  • PDF, MOBI, ePUB, ZIP を作成する際に、一度画像を作成することなく PDF から直接作成できるようになりました。
  • 画像変換時に出力先フォルダを選択するようにしました。
  • 作業フォルダのパスを設定できるようにしました(ツールバーの環境設定)。
    作業フォルダは、PDF, MOBI, ePub 作成時に一時的変換した画像の書き出しに使用します。

2011-01-23

2011-01-16

  • 余白圧縮機能を追加しました。
  • 余白削除フィルタの高速化を行いました。
  • PDF 作成時に元画像が JPEG の場合の作成スピードを向上させました。
  • アイコン D&D で画像取得時に、ファイル数が表示されていなかった不具合を解消しました。

2011-01-10

  • PNG 4bit で PDF 出力したときに、画像が真っ黒の PDF が生成されてしまう不具合を解消しました。
  • プログレスダイアログの表示を一部修正しました。

2011-01-09

  • PNG 4bit 等の出力ができるように、シングル/パラレル変換時にファイルフォーマット(ビット数等) を指定変換して保存できるようにしました。
  • フォルダに入っている画像ファイルに対しても、上記機能を実行できるようにしました(メニューの「フォルダ画像変換」で)
  • ソースファイルを読み込んだときに設定値フォームが初期値設定されていなかったのを修正しました。
  • Gamma の初期値を 2.0→1.0 に変更しました。

2011-01-07

  • シングル/パラレル実行時に出力ファイルフォーマット・解像度を選択できるようにしました。
  • サムネイル表示時に「全ページ設定」をクリックすると、長い間操作ができなくなる件を解消しました。
  • プレビュー画像右クリックでファイルが保存されない場合があるのを修正しました。
  • プレビュー画面で、最終ページが1ページ足りていない件を修正しました。また最終ページの次に移動しようとして落ちる不具合を解消しました。

2011-01-03

  • 各ページ毎に設定を行えるようにしました。
  • ページ一覧とサムネイル表示を行えるようにしました。