IE Mobile設定

IE Mobile設定

キャッシュってなんですか?

IE Mobile は、接続して読み込んだページや履歴、Cookie などのをデータ記憶用メモリに保存します ( キャッシュ )。
IE Mobile を起動してメニューの履歴に表示されるページをタップすると、インターネットに接続されていない状態でもそのページを読むことが出来ます。

IE Mobile はページを読み込むとデータ記憶用メモリに保存していきますが、これはユーザが手動で削除しないとメモリを食いつぶすまで保存を続けてしまいます
このようにならないためにキャッシュの上限を設定するか、キャッシュの保存フォルダを miniSD に変更する事をお勧めします。

関連リンク
IE Mobile のキャッシュ保存先を変えたい
IE Mobile のキャッシュ保存先の上限を設定して、いつの間にかメモリを食いつぶされないようにするには?

IE Mobile にオフラインモードはないのですか?

PC 用 Internet Explorer と違い明示的にオフラインモードにはできませんが、IE Mobile の履歴に表示されているページをタップすると、キャッシュから読み込んで表示をします。

IE Mobile のダウンロードスピードを早くして快適にするには?

IE Mobile はデフォルトで 4 つのページや画像を同時にダウンロードしますが、この同時ダウンロード数を増やすと画像などを同時に多く取得するようになるので表示が速くなります。8程度に設定しておくのが良いと思います。

IE Mobile設定」→「IE Mobile」
で表示される画面で「同時接続コネクション数」の数値を上げてください。

この設定を行った後に「Internet Explorer」を再起動させてください。

IE Mobile の詳細設定

SLL のページもキャッシュするようにするには?
通常ブラウザは暗号化されたページ ( ログインするページなど ID・パスワードを入力するページ ) は、ID やパスワードを、そのまま保存してしまうと外部に漏れてしまう可能性があるので、セキュリティ上の観点から保存されません。

しかし中には、SSL ページも保存しないとログインができないページもあります。この場合は、SSL ページも保存するようにするとログインできるようになる可能性があります。

IE Mobile設定」→「IE Mobile」
で表示される画面の一覧の「SSL のページはキャッシュしない」のチェックを外してください。

IE Mobile でもフォントを滑らかに表示させるには?
IE Mobile でクリアタイプを設定すると、フォントが綺麗に表示され見やすくなります。

IE Mobile設定」→「IE Mobile」
で表示される画面の一覧の「IE でもクリアタイプ表示」をチェックしてください。

この設定を行った後に「Internet Explorer」を再起動させてください。

IE Mobile の画面移動を「画面単位のスクロール」・「リンク移動のスクロール」を切り替えたい
IE Mobile で上下ボタンを押してページをスクロールさせるとき、デフォルトではリンクにカーソルが移動してスクロールを行います。
「画面単位スクロール」に設定すると、一気にページスクロールを行わせることが出来ます。

IE Mobile設定」→「IE Mobile」
で表示される画面で「画面単位でスクロールさせる」をチェックしてください。

この設定を行った後に「Internet Explorer」を再起動させてください。

※「画面単位のスクロール」を有効にすると、
  • Outlook メールで項目間移動が出来なくなってしまう
  • ヘルプでも画面単位のスクロールになってしまう
    等の副作用が発生します。

    ※PreBrowser というソフトに同梱されている 4WayNavToggle を使用すると、IE Mobile 起動中にも動的にスクロール方法を切り替えることが出来ます。

プロキシ接続時の自動接続を有効にする
プロキシサーバ経由で IE Mobile を接続するようにしていると、通常プロキシサーバを経由してホームページを閲覧しますが、プロキシサーバが動作していない場合は、接続することができません。
この場合には、プロキシ接続時の自動接続を有効にしておくと自動的にダイアルアップが行われ接続されるようになります。

IE Mobile設定」→「IE Mobile」
で表示される画面の一覧の「プロキシ接続時の自動接続を有効にする」をチェックしてください。

無線 LAN 経由でページが見られません。→ ネットワークの自動検出を有効にする
無線LAN と HSDPA ネットワークなど2つのネットワークに接続できる場合、IE Mobile は自動的に有効なネットワークを探して接続を行います。
しかしこの機能はデフォルトで有効になっていないので、無線LAN 経由で見ることができない場合があります。
この場合は、ネットワークの自動検出を有効にするとみられる場合があります。

IE Mobile設定」→「IE Mobile」
で表示される画面の一覧の「自動検出を有効にする」をチェックしてください。

IE Mobile のキャッシュ保存先を変えたい

このキャッシュを少ない容量のデータ記憶用メモリに保存するよりも、記憶容量の大きい miniSD カードなどに保存するように設定を変更することが出来ます。

IE Mobile設定」→「キャッシュ」
で表示される画面で「キャッシュフォルダ」のドロップダウンメニューから Windows か、外部ストレージを選択します。
... を選択すると任意のフォルダをキャッシュフォルダに設定することができます。

ここで設定したフォルダの下に、
\Profiles\guest\Temporary Internet Files
\Profiles\guest\Cookies
\Profiles\guest\History
\Profiles\guest\Application Data
の各キャッシュフォルダが設定されます。

※メモリより miniSD はスピードが遅いので、IE Mobile のスピード低下につながる可能性があります。

この設定を行った後に「Internet Explorer」を再起動させてください。

参照
キャッシュってなんですか?

IE Mobile のキャッシュ保存先の上限を設定して、いつの間にかメモリを食いつぶされないようにするには?

IE Mobile は、接続したページや履歴、Cookie などのをデータ記憶用メモリに保存します ( キャッシュ )。
しかしこのキャッシュは、自動で削除されることはなくユーザが手動で削除しなければなりません。またデフォルトではデータ記憶用メモリがいっぱいになるまで保存されていく ( W-ZERO3 : 30MB, W-ZERO3[es] : 5MB まで保存される ) ので、ユーザが削除しない限りどんどんメモリを食いつぶしてしまい動作不安定の要因になります。

Pocket の手を使用することで、このキャッシュの上限を設定することができ知らず知らずのうちにメモリを食いつぶしてしまうことを予防できます。

IE Mobile設定」→「キャッシュ」
で表示される画面で「キャッシュ」・「履歴」・「Cookie」の上限の数値を変更します。
例えば「キャッシュ」を 1024 に設定すると、IE Mobile は最大で 1MB しか取得したページ・画像などを保存しないようになります。

キャッシュ ~5120
履歴 ~2048
Cookie ~1024

程度が良いと思います。

この設定を行った後に「Internet Explorer」を再起動させてください。

参照
キャッシュってなんですか?

IE Mobile で携帯電話用 Web ページを閲覧したい。ユーザエージェントを変更する

インターネット上にはいろいろなホームページがありますが、これらの中には「携帯電話向け」に作られたページがあります。
こういうページを見ようとすると「携帯電話からアクセスしてください」というようなメッセージが表示されて見られないことがあります。
このような時に IE Mobile のユーザエージェント設定を変更「一時的に携帯電話に見せかけて、ページを見られるようにする」ことができます。

ここで設定するユーザエージェントを変更することで、IE Mobile 以外のブラウザのユーザエージェントも変更される場合があります。また Windows Mobile 6 の IE Mobile のユーザエージェントを変更する場合は「WM6 の IE Mobile で携帯電話用 Web ページを閲覧したい。ユーザエージェントを変更する」を参照してください。

※ユーザエージェントを変更すればすべてのページが見られるようになるわけではありません。「ページが見られない場合」を参照してください

Google の見え方の違い
W-ZERO3 902i に変更した場合


IE Mobile設定」→「ユーザエージェント ( OS )」
で表示される画面で一覧から見せかける携帯電話 ( ブラウザ ) を選択します。

この設定を行った後に「Internet Explorer」を再起動させてください。

※携帯電話向けのページではない普通のページに「携帯電話としてアクセスする」と良いことがあります。
というのも、普通のページに携帯電話としてアクセスすると余計な画像が表示されなかったりシンプルな表示が行われる時があります。
こういう場合、ページが表示される時間も短くなり、ブラウザの動作も軽くなります。

はてなのあるページを見たとき、普通の IE Mobile が 2675KB のメモリを消費していましたが、ユーザエージェントを 902i に変更したところ 360KB 程のメモリ消費量でした。

ページが見られない場合
エージェント情報を携帯電話などに偽装しても見られない場合があります。
これは見ようとするページ側が IP アドレス ( ネットワークに接続した時の端末番号 ) を見て、判別するからです。
ウィルコムのネットワークから、ドコモ向けのページにアクセスしても「ドコモのネットワークからのアクセスではない」とサーバが判断してページを見られないようにするからです。

WM6 の IE Mobile で携帯電話用 Web ページを閲覧したい。ユーザエージェントを変更する

Windows Mobile 6 から IE Mobile ユーザエージェントの変更方法が変更になりました。
今まではほとんどの部分を変更できましたが WM6 からは、
Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows CE; IEMobile 6.12) WS011SH

この斜体の部分だけが変更できます。

IE Mobile設定」→「ユーザエージェント ( IEM6 )」
で表示される画面のテキストボックスの値を変更することで、斜体の部分の文字列を変更することができます。

この設定を行った後に「Internet Explorer」を再起動させてください。

Tag: ソフトウェア レジストリ Pocketの手