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[[HYBRID W-ZERO3に戻る>hw]]

#attentionbox(info){{
更新情報
■2010-02-17
ZIPファイル中の設定ファイルやスクリプトのパスを \Program Files\autorecv以下にまとめました。
設定しやすくなってます。
HDMobiMailにも対応とバグフックスした新しいスクリプトを用意しました。
}}
&br;
#contentsx();

#setlinebreak(on);

*HYBRID W-ZERO3でOutlook以外のメーラで自動受信する [#c1553621]
HYBRID W-ZERO3のメール自動受信は、ActiveSync後に自動受信をしようとしても"Outlookが接続中"のまま接続できない事例が多くあります。しかしこれはOutlook単体の問題で、他のメーラでは問題なく受信することが出来ます。

ここでは、''tmail.exeを置き換えることなくOutlook以外のメーラで自動受信''を行えるように設定してみます。
''この仕組みはアドエスや03でも使える''と思います。

*自動受信のきも [#u7bc8e21]
ウィルコムの端末でメール(pdx.ne.jp, willcom.com等)の自動受信は、
+ウィルコムのサーバにメールが届く
+ウィルコムのセンタから端末にライトメールが自動着信用ライトメールが着信する
+端末のメーラがウィルコムのセンタにメールを取りに行く

という手順で行われています。
&br;
でW-ZERO3では、''自動受信用ライトメール着信→Outlookがメールを取りに行く''という流れは、lightmail.exeが行っていて、この挙動を変えることは出来ないようです。

しかしなんと!

lightmail.exeは、''ライトメールの発信番号とメッセージ内容ごとにソフトを自動起動させる設定を\Temp\PushService.ini''に設定を記述することで可能になっています。(W+INFOの自動更新や、Windows Liveメールの自動受信などもこの原理)
&br;
この仕組みを逆に利用して、
-オンラインサインアップで、自動受信用ライトメールを届かないようにする→Outlook起動しない
-代わりに「新着メール通知」を届ける→これをトリガにメーラ起動→キタ━(゚∀゚)━!!!!!

という流れを組むことが可能です。

*自動受信の流れ [#e7477429]
 新着メール通知着信→lightmail.exe→WillcomMailLaunch.exe→(willcommail.mscr)→QMAIL3
 もしくは
 新着メール通知着信→lightmail.exe→WillcomMailLaunch.exe→(willcommail.mscr)→HDMobiMail
という流れになります。

lightmail.exeから起動することが出来るのは単体のexeファイルのみで、引数も与えることが出来ません。これを回避するのがWillcomMailLaunch.exeで、WillcomMailLaunch.iniファイルに書かれた内容の実行可能ファイル(exe, lnk, mscr等)と引数を渡して起動するだけのラウンチャです。

willcommail.mscrは、QMAIL3/HDMobiMailを起動して受信したメールの数を数えてレジストリに書き込むためのスクリプトです。必須ではないので、必要なければWillcomMailLaunch.iniの中に、起動させたいメーラのexeと引数を設定します。

*設定方法 [#h1254903]

+まずはOutlook以外のメーラでウィルコムメールを受信するように準備しておいて下さい。コマンドラインで指定したアカウントのメールを取りに行けるメーラが必要です。自動接続・自動切断も行われるQMAIL3かHDMobiMailがおすすめです。
設定方法は[[こちら>hw/pdxmail]]に書いてあります。
&br;
+autorecv.lzhをダウンロードして展開するとautorecvフォルダができあがりますので、\Program Filesにautorecvフォルダにコピーして下さい。
ダウンロード>>[[20100217-autorecv.lzh>http://smart-pda.net/download/MiniTools/20100217-autorecv.lzh]]
LZHファイルの内容
|PushService.ini|lightmail.exe トリガ設定ファイル(編集する場合は必ずSJISで)|
|WillcomMailLaunch.exe|PushService.ini から起動するラウンチャ|
|WillcomMailLaunch.ini|WillcomMailLaunchの設定ファイル|
|willcommail.mscr|WillcomMailLaunchから起動させるQMAIL3/HDMobiMail用MortScript|
|disconnect.exe|ハイブリ対応ネットワーク切断コマンド(おまけ)|
&br;
+PushService.iniのWillcomMailLaunch.exeのパスを合わせて下さい。
 [PushServiceSetting1]
 PhoneNumber="0706961000"
 Message="0022★W+INFO"
 App="\Windows\FeedKick.exe" ←W+INFOの自動取得
 
 [PushServiceSetting2]
 PhoneNumber="0706961000"
 Message="0022★WindowsLive"
 App="\windows\tmail.exe" ←WindowsLive メールの自動受信設定らしい
 
 [PushServiceSetting3]
 PhoneNumber="0706961000"
 Message="Eメールガトドキマシタ"
 App="\Program Files\autorecv\WillcomMailLaunch.exe" ←必要であればこのパスを変更する
これはハイブリのPushService.iniで、アドエスや03では[PushServiceSetting2]は記述されてません。
ハイブリでWindows Live メールオンラインサインアップを行なうと、[PushServiceSetting2]が追加されます。
このオンラインサインアップで既存のLive IDを設定するのではなく、新しいアカウントを取得すると追加されるので、既存のWindows Liveメールでは自動着信しないようです。
&br;
+WillcomMailLaunch.iniで起動するスクリプト/メーラを設定する
WillcomMailLaunch.iniで起動するスクリプトやメーラを設定します。(ちなみにlaunch.exeとファイル名を変更すると、launch.iniファイルを読み込みます)
&br;
設定例(スクリプトの起動だけ-拡張子mscrがMortScript.exeと関連づけられていたらスクリプトの指定だけでOKです。)
 \Program Files\autorecv\willcommail.mscr
設定例(プログラムと引数)
 \windows\iexplore.exe
 http://www.google.co.jp/
+willcommail.mscrを設定する
willcommail.mscrは、QMAIL3/HDMobiMailを起動して接続&メールの送受信が終わるまで待機し、受信したメール数をメールの未読レジストリに書き込むスクリプトです。直接QMAIL3/HDMobiMailを起動する場合や他のメーラを使用する場合は不要です。
また未読レジストリに、受信したメール数を書き込みますが、すべてのメールを読み終わっても未読レジストリを0に戻す働きはありませんので、ご注意下さい。
レジストリに書き込まないようにするには、willcommail.mscrの「レジストリに書き込む」と書かれた行(52行目あたり)を#でコメントアウトして下さい。
このスクリプト内部の設定を変更することで、QMAIL3とHDMobiMail用を切り替えるようになっています。デフォルトではQMAIL3用が有効になっていますので、適宜#でコメントアウトして使用して下さい。
 # ---------- QMAIL 用設定 ----------
 MailerTitle = "同期中"
 MailerPath = "\Program Files\qmail3\q3u.exe" ←必要であれば変更する
 MailerArg  = "-q -g ウィルコムメール" ←お使いの巡回名に合わせる
 MessageFolder = "\microSDカード\My Documents\qmail\accounts\Willcom\msg\00000000\" ←メール保存パスに合わせる
 MessageExt = "*.msg"
 
 # ---------- HDMobiMail 用設定 ----------
 #MailerTitle = "送受信"
 #MailerPath = "\Program Files\HDMobiMail\HDChkMail.exe"
 #MailerArg  = ""
 #MessageFolder = "\Program Files\HDMobiMail\MAILDIR\INBOX\"
 #MessageExt = "*.msg"
 
 # ---------- 共通設定 ----------
 
 # メーラが起動してメールサーバにアクセス開始するまでの最大待ち時間
 MailerStandby = 25
 
 # 受信メールを書き込むレジストリ
 RegRoot  = "HKCU"
 RegKey   = "System\State\Messages\OtherEmail\Unread"
 RegValue = "Count"
 
 # 処理後にバイブレータを鳴らす時間。単位はms。 ( 0 なら鳴らない )
 VibrationTime = 1000
+WillcomMailLaunch.exeの動作確認
ここまで完了したら、WillcomMailLaunch.exeをタップして起動し、メールを取りに行くかどうかテストを行って下さい。
+PushService.iniを\Tempにコピーします。上書きするので元のファイルはバックアップしておいて下さい。
+PushService.iniを有効にするためデバイスを再起動します。
+オンラインサインアップ→「自動受信/各種通知」→「Eメール自動受信」を「新着メール通知」にして登録する。
+既にサーバにメールが蓄積されている場合は、「新着メール通知」が届きません。まず手動で1回受信動作をして下さい。

これで完了です。
適当なメールを投げてみて下さい。自動的にメーラが起動して自動受信をするようになります。

*自動着信の活用方法 [#ddfb50ef]
PushService.iniをご覧になるとおわかりかと思いますが、ウィルコム以外からのライトメールでも特定のexeを起動することが出来ます。
 [PushServiceSetting1]
 PhoneNumber="0706961000" ←ライトメール送信元は変更すればどこでもOK
 Message="0022★W+INFO" ←ライトメールの本文を合わせればOK
 App="\Windows\FeedKick.exe" ←exeであれば何でも起動できます
という事は、980円端末を購入してごにょごにょして、こちらの[[sendlightmail>http://w03holic.seesaa.net/pages/user/search/?keyword=sendlightmail]]や[[ATコマンドでライトメール送信>http://ameblo.jp/willcom-phs/entry-10101757268.html]]等を使用すれば、定額自家製PUSHサービスの出来上がりですね♪

#setlinebreak(off);