Windows Mobile とは?

Windows Mobile とは?


Windows Mobile という OS がマイクロソフトからリリースされています。

この OS はお店で売られているようなソフトウェアではなくて携帯電話や PDA などにあらかじめインストールされている OS です。

この OS が動いている端末を総称して Windows Mobile デバイスといいます。
Windows Mobile が搭載されている携帯電話は「Windows Mobile 携帯」と呼ばれます。


日本では Windows Mobile の携帯電話などはまだ少ないですが ( ※ )、海外では多数の Windows Mobile OS が搭載された携帯電話などが販売されています。
( ※2005/12 月現在で Willcom W-ZERO3 のみ )

Windows Mobile は、元々 Windows CE と呼ばれ Consumer Electronics 分野・・・PDA やインターネットTV などの情報家電用 OS として開発されました。( 昔 SEGA から発売されていたゲーム機 DreamCast も Windows CE で動いていました )

以前は PDA の売れ行きも良かったのですが、ここ近年は高機能な携帯電話に押されて全然売れなくなってしまいました。購入しているのは PDA マニア ( 私がそうです ) や業務用の端末として使用される PDA です。
そこでマイクロソフトは方向を転換し「Windows Mobile を携帯電話にも使える OS」として開発を続けました。

Windows Mobile は初め、携帯電話用 OS としてはあまり採用されませんでしたが、ここ最近で Windows Mobile の携帯電話なども海外を中心として販売されるようになりました。


これらが Windows Mobile で実現される Smartphone と呼ばれるものです。

Smartphone は簡単にいうと、
「携帯電話に PIM ( Personal Information Manager : アドレス帳、ToDo リスト、予定表など ) の機能が搭載されていて、パソコンからソフトのインストールなどができるもの」です。

もちろん現在発売されている携帯電話は高機能化が進んでいてアドレス帳や予定表などの PIM 機能はすでに搭載されていますし、Java などのソフトウェア ( i アプリなど )もインストールして使うことが出来ます。

一体 Smartphone と現在発売されている携帯電話の違いはどこにあるのでしょうか?

まず大きな違いは「パソコンと連携して使える」という点にあります。

今の携帯電話もパソコンとつないでアドレス帳などのデータをパソコンから電話にコピーすることは出来ますが、あくまでも「おまけ機能」の色合いが濃いものです。
(その証拠としてパソコンの連携ソフトは別売りの事がおおいですね )

しかし Smartphone の多くは、「初めからパソコンとの連携」を前提として開発されていますので、非常に使い勝手が良いです。



例えばアドレス帳の連携ですが、
普通の携帯電話の場合 Outlook などのパソコンのアドレス帳から携帯電話にコピー、を行うことが出来ます。しかし一方通行のことが多いですね。
パソコンから丸々電話にコピーか、電話のアドレス帳をパソコンに丸々コピーしかできません。

しかし Smartphone であれば、
パソコンで追加したアドレス帳を電話にコピーできますし、また電話で追加したアドレス帳をパソコンにコピーすることが出来ます。

お互いのデータを「同期しあう」事が可能なのです。

これはアドレス帳に限らず、予定表も、ToDo リストも同期できますし、パソコンで編集した Word のドキュメントも、Smartphone に同期させることも可能です。さらに電話にコピーした Word のドキュメントを、見たり編集したりしてパソコンに戻すことも可能です。

このような事を実現するのが Windows Mobile というマイクロソフトが作った OS です。

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