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HDMobiMailで絵文字を見られるようにするのはこちら > 絵文字フォントをインストールする |
HYBRID W-ZERO3でOutlook以外のメーラで自動受信する
HYBRID W-ZERO3のメール自動受信は、ActiveSync後に自動受信をしようとしても"Outlookが接続中"のまま接続できない事例が多くあります。しかしこれはOutlook単体の問題で、他のメーラでは問題なく受信することが出来ます。
ここでは、tmail.exeを置き換えることなくOutlook以外のメーラで自動受信を行えるように設定してみます。
この仕組みはアドエスや03でも使えると思います。
更新情報
- 2010-02-20
HDMobiMail起動用スクリプトをバージョンアップしました。ActiveSync中はメールを受信できないので、HDChkMailを起動せずにLED点灯とメッセージ表示をするようにしました。 - 2010-02-18
QMAIL3起動用スクリプト(willcommail.mscr)は、動作状況によってちゃんと動いたり動かなかったりするので、添付を中止しました。その代わりにHDMobiMail用のスクリプトを添付しました。HDMobiMail最強です。 - 2010-02-17
ZIPファイル中の設定ファイルやスクリプトのパスを \Program Files\autorecv以下にまとめました。
設定しやすくなってます。
HDMobiMailにも対応とバグフックスした新しいスクリプトを用意しました。
自動受信のきも
ウィルコムの端末でメール(pdx.ne.jp, willcom.com等)の自動受信は、
- ウィルコムのサーバにメールが届く
- ウィルコムのセンタから端末にライトメールが自動着信用ライトメールが着信する
- 端末のメーラがウィルコムのセンタにメールを取りに行く
という手順で行われています。
でW-ZERO3では、自動受信用ライトメール着信→Outlookがメールを取りに行くという流れは、lightmail.exeが行っていて、この挙動を変えることは出来ないようです。
しかしなんと!
lightmail.exeは、ライトメールの発信番号とメッセージ内容ごとにソフトを自動起動させる設定を\Temp\PushService.iniに設定を記述することで可能になっています。(W+INFOの自動更新や、Windows Liveメールの自動受信などもこの原理)
この仕組みを逆に利用して、
- オンラインサインアップで、自動受信用ライトメールを届かないようにする→Outlook起動しない
- 代わりに「新着メール通知」を届ける→これをトリガにメーラ起動→キタ━(゚∀゚)━!!!!!
という流れを組むことが可能です。
自動受信の流れ
新着メール通知着信→lightmail.exe→WillcomMailLaunch.exe→HDMobiLaunch.mscr→HDMobiMail(強くおすすめ) または 新着メール通知着信→lightmail.exe→WillcomMailLaunch.exe→QMAIL3
という流れになります。
lightmail.exeから起動することが出来るのは単体のexeファイルのみで、引数も与えることが出来ません。これを回避するのがWillcomMailLaunch.exeで、WillcomMailLaunch.iniファイルに書かれた内容の実行可能ファイル(exe, lnk, mscr等)と引数を渡して起動するだけのラウンチャです。
HDMobiLaunch.mscrについて
HDMobiMailと添付のHDMobiLaunch.mscrを使用すると、自動受信→LED点灯・未読数カウント→自動ネットワーク切断が行うことが出来ます。
HDMobiMailは、HDMobiMail上の未読数とレジストリが連携しているので、LED点灯もToday等に表示する未読数も連携をとることが出来ます。
しかし残念ながらWM6.5以降でHDMobiMailを使用すると、ダイアルアップしてメール受信後自動切断が行われません。
このスクリプトを使用することで、自動切断を行うようにします。
HDMobiLaunch.mscrの流れ
1. 現在ActiveSync中かどうか取得する 2. バイブレーションをする 3. ActiveSync中の場合、メールを受信できないので →新着メールがあったことを伝えるために、未読メール数をカウントアップしてLEDを点灯させて新着があった旨を表示して終了する。 4. レジストリの変化を監視するツールで、「未読メール数」のレジストリが変化したら切断ツールを起動するように仕掛けます(常駐ではないです) 2. HDMobiMailを起動してメールの受信を行います。 3. HDMobiMailによって未読レジストリ値が変化すると、discoonect.exeが起動しネットワーク接続が切断されます。 4. disconnect.exeが起動した時点で、レジストリ監視はシステムから削除されるのでシステムに残ることはありません。 5. もし残ってしまったとしても、次回のメール受信時にdisconnect.exeが2回起動さえるだけなので、実害はありません。
設定方法
- まずはOutlook以外のメーラでウィルコムメールを受信するように準備しておいて下さい。コマンドラインで指定したアカウントのメールを取りに行けるメーラが必要です。HDMobiMailが一番おすすめです。HDMobiMailの設定はこちら
- HDMobiMailとHDMobiLaunch.mscrを使用する場合は、MortScriptをインストールして下さい。
- autorecv.lzhをダウンロードして展開するとautorecvフォルダができあがりますので、\Program Filesにautorecvフォルダにコピーして下さい。
ダウンロード>>20100220-autorecv.lzh
LZHファイルの内容PushService.ini lightmail.exe トリガ設定ファイル(編集する場合は必ずSJISで) WillcomMailLaunch.exe PushService.ini から起動するラウンチャ WillcomMailLaunch.ini WillcomMailLaunchの設定ファイル HDMobiLaunch.mscr WillcomMailLaunchから起動させるHDMobiMail起動→ネットワーク切断MortScript RegWatcher.exe レジストリ変更時にプログラムを起動するようにシステムに登録するソフト(HDMobiLaunch.mscrで使用する) disconnect.exe ハイブリ対応ネットワーク切断コマンド(おまけ) - PushService.iniのWillcomMailLaunch.exeのパスを合わせて下さい。
[PushServiceSetting1] PhoneNumber="0706961000" Message="0022★W+INFO" App="\Windows\FeedKick.exe" ←W+INFOの自動取得 [PushServiceSetting2] PhoneNumber="0706961000" Message="0022★WindowsLive" App="\windows\tmail.exe" ←WindowsLive メールの自動受信設定らしい [PushServiceSetting3] PhoneNumber="0706961000" Message="Eメールガトドキマシタ" App="\Program Files\autorecv\WillcomMailLaunch.exe" ←必要であればこのパスを変更する
これはハイブリのPushService.iniで、アドエスや03では[PushServiceSetting2]は記述されてません。
ハイブリでWindows Live メールオンラインサインアップを行なうと、[PushServiceSetting2]が追加されます。
このオンラインサインアップで既存のLive IDを設定するのではなく、新しいアカウントを取得すると追加されるので、既存のWindows Liveメールでは自動着信しないようです。
またPushService.iniが存在しなかったり何も書かれていない事もあるようですが、ファイルはオンラインサインアップ時に作成されるようで、オンラインサインアップでの設定内容によっては存在しないのかもしれません。
- WillcomMailLaunch.iniで起動するスクリプト/メーラを設定する
WillcomMailLaunch.iniで起動するスクリプトやメーラを設定します。(ちなみにlaunch.exeとファイル名を変更すると、launch.iniファイルを読み込みます)
設定例-HDMobiMailを使用する場合(デフォルト)\Program Files\autorecv\HDMobiLaunch.mscr
設定例-QMAIL3を使用する場合\Program Files\qmail3\q3u.exe -g -q "accountname"
設定例-プログラムと引数を与える\windows\iexplore.exe http://www.google.co.jp/ &br;
- WillcomMailLaunch.exeの動作確認
ここまで完了したら、WillcomMailLaunch.exeをタップして起動し、メールを取りに行くかどうかテストを行って下さい。 - PushService.iniを\Tempにコピーします。上書きするので元のファイルはバックアップしておいて下さい。
- PushService.iniを有効にするためデバイスを再起動します。
- オンラインサインアップ→「自動受信/各種通知」→「Eメール自動受信」を「新着メール通知」にして登録する。
- 既にサーバにメールが蓄積されている場合は、「新着メール通知」が届きません。まず手動で1回受信動作をして下さい。
これで完了です。
適当なメールを投げてみて下さい。自動的にメーラが起動して自動受信をするようになります。
自動着信の活用方法
PushService.iniをご覧になるとおわかりかと思いますが、ウィルコム以外からのライトメールでも特定のexeを起動することが出来ます。
[PushServiceSetting1] PhoneNumber="0706961000" ←ライトメール送信元は変更すればどこでもOK Message="0022★W+INFO" ←ライトメールの本文を合わせればOK App="\Windows\FeedKick.exe" ←exeであれば何でも起動できます
という事は、980円端末を購入してごにょごにょして、こちらのsendlightmailやATコマンドでライトメール送信等を使用すれば、定額自家製PUSHサービスの出来上がりですね♪