デバイス設定

デバイス設定

カメラで、くっきりとした写真をとるには?

最近の Windows Mobile 機にはカメラが内蔵されていて静止画や動画を撮ることが出来ますが、画質が適切に調整されていない場合もありちょっとぼやけた画像になってしまうことがあります。
手動で、エッジやホワイトバランス、ガンマを設定する事で画質の調整を行う事ができます。

W-ZERO3 エッジ補正なし エッジ補正 1 エッジ補正 10


デバイス設定」→「カメラ」
で表示される画面で、エッジ・ホワイトバランス・ガンマの値を変更して調整を行います。

数値を変更する事で調整を行えますが、機種によって調整具合が異なるようです。
W-ZERO3 ( WS003SH ) の場合、ホワイトバランス・ガンマの数値を上げても画質にあまり変化はありませんでした。エッジ補正は、0→1 にする事で画像がくっきりとするようになりました。

この設定を行った後に「画像とビデオ」を再起動させてください。

カメラで撮った画像ファイル名を変えたい、連番を変えたい

カメラで写真を撮ると「マイドキュメント」フォルダの「マイピクチャ」フォルダに「img001.jpg」などのファイル名で保存されます。
写真をどんどん撮っていくとこのファイル名の連番数字が大きくなって「img991.jpg」などになってしまいます。Pocket の手では、この連番数字を元に戻すことが可能です。
またファイル名の「img001.jpg」の「img」部分も変更する事が可能です。

デバイス設定」→「カメラ」
で表示される画面で、「ファイル名連番」を 0 にすると次からとる写真のファイル名が「img000.jpg」にリセットされます。
「プレフィックス」を変更すると写真のファイル名が「photo000.jpg」のように変更する事が出来ます。

この設定を行った後に「画像とビデオ」を再起動させてください。

無線LAN の消費電力を落として電池を長持ちさせたい

Windows Mobile 機のような電池容量の小さい電話・PDA で、無線LAN を動かすと電池がみるみるうちに減ってしまいます。
少しでも電池を長持ちさせたいものです。
無線LAN のスキャンインターバルという値を調整する事で、無線LAN 使用時でも多少電池を長持ちさせる設定を行う事が可能です。

無線LAN を有効にして放置した場合の、電池持続時間 ( W-ZERO3 )
スキャンインターバル 電池持続時間
60 ( デフォルト ) 約2時間
180 約3時間


デバイス設定」→「無線 LAN」
で表示される画面で、スキャンインターバルの時間を 180 に設定します。これで多少は電池を長持ちさせることが出来ると思います。

この設定はリセット後に有効になりますので、Pocket の手を終了させるときのメッセージに従ってソフトウェアリセットを行ってください。

USB モード変更 ( ActiveSync, モデム, マスストレージ, シリアル )

Windows Mobile 機には USB ポートが付いていて、PC と接続する事で「Active Sync」・「モデム」として Windows Mobile 機を使用する事が出来ます。

Active Sync PC と接続してデータの同期などを行うモード
モデム PC と接続して PC のモデムとして動作させるモード
マスストレージ PC と接続して PC のドライブとして動作させるモード
シリアル PC と接続してシリアルポートとして動作させるモード


通常「Active Sync」と「モデム」は、設定画面で USB モードを変更する事が出来ますがマスストレージ ( PC のドライブとして動作させるモード。PC から Windows Mobile 機の miniSD カードが USB メモリのように見える ) モードには切り替えることが出来ません。
Pocket の手はマスストレージモードに切り替えることが可能です。

デバイス設定」→「デバイス」
で表示される画面で「USB モード」から「マスストレージ」を選択します。

この設定はリセット後に有効になりますので、Pocket の手を終了させるときのメッセージに従ってソフトウェアリセットを行ってください。

その後、PC と接続すると Windows Mobile 機の miniSD カード等のストレージが、USB メモリのように PC から使用する事が出来ます。

※マスストレージにした場合 PC からの認識に 1分程度時間が掛かります。

USBSelect
USB Select というフリーソフトがありますが、こちらがお勧めです。
Pocket の手でも切替は出来ますが、リセットをしなければなりません。しかし USB Select は、リセットなしに切替ができてお手軽です。
http://www.wildtree.jp/~araki/modules/mydownloads/singlefile.php?cid=11&lid=26

Bluetooth で ActiveSync を有効にする

Bluetooth 経由で ActiveSync でパソコンと同期をする場合、レジストリに文字列を設定する必要がある場合があります。
Pocket の手では簡単に指定することができます。

デバイス設定」→「Bluetooth」
で表示される画面で、Bluetooth で ActiveSync を有効にする文字列を入力します。右側のボタンを押すと「BT AS」という文字列を自動的に入力します。

Bluetooth のローカル名を変更する

Bluetooth をオンにすると検索可能な状態になります。このときにデバイスの名前は、コントロールパネルの「バージョン情報」にあるデバイス ID や「オーナー情報」に設定されている名前になります。
この名前を変更するには

デバイス設定」→「Bluetooth」→「全般
で表示される画面で、ローカル名を変更します。

このローカル名は、デバイス ID やオーナー情報の名前を変更すると自動的に元の名前に戻ってしまいます。

Bluetooth A2DP 設定を変更して音質を高める

Bluetooth で A2DP を使用して音楽を聴く場合、A2DP の設定を変更することで音質を高めることができます。

デバイス設定」→「Bluetooth」→「オーディオ」
で表示される画面で、音質を設定というメニューから「高音質」や「最高音質」を選択します。「システム設定」を選択するとレジストリに値は設定せず、システムが自動で値を設定します。( 隣にある数値を変更することで BitPool と MaxSupportedBitPool の値を変更することもできます。)
また「サンプルレート」にチェックを入れて値を「480」にします。
デフォルトでは、モノラルになっていますので「ステレオを有効にする」にチェックを入れてステレオで音楽が聴けるようにします。

これでデフォルトよりも良い音質で Bluetooth の音楽を楽しめることができます。
なおこの設定は、使用している Bluetooth デバイスや Bluetooth ヘッドセットによって最適な値が異なりますので、いろいろ調整をしてみてください。

この設定はリセット後に有効になりますので、Pocket の手を終了させるときのメッセージに従ってソフトウェアリセットを行ってください。

Bluetooth AudioGateway 設定を変更して音飛びを抑制する

Bluetooth で A2DP を使用して音楽を聴く場合、AudioGateway の設定を変更することで音質を高めることができます。

デバイス設定」→「Bluetooth」→「オーディオ」
で表示される画面で、特性の値を「69」や「80」などに設定します。
これで音飛びが抑制されます。

なおこの設定は、使用している Bluetooth デバイスや Bluetooth ヘッドセットによって最適な値が異なりますので、いろいろ調整をしてみてください。

この設定はリセット後に有効になりますので、Pocket の手を終了させるときのメッセージに従ってソフトウェアリセットを行ってください。

miniSD カードの読み込み・書き込み速度を向上させるには?

ディスクキャッシュは、「miniSD 等のストレージカードやデータ保存用メモリからデータを読み書きするときに、データを一時置いておくところ」です。
デフォルトでは、一時置き場の大きさが 0 バイトですが、通常この数値を大きくすることでディスクの読み書きが早くなる事があります。
しかしながらキャッシュはプログラム実行メモリを使用しますので、速度向上にみあったキャッシュサイズを指定してあげることが重要です。

デバイス設定」→「デバイス」
で表示される画面で「ディスクキャッシュを有効にする」のチェックを付けて「FATFS」・「ReplStore」の数値を変更します。
W-ZERO3 の場合は、両方 256 ( メモリ 128KB 消費 ) もしくは 2048 ( メモリ 1MB 消費 ) を選択します。
W-ZERO3[es] の場合は、0 か 2048 ( メモリ 1MB 消費 ) を選択します。

この設定はリセット後に有効になりますので、Pocket の手を終了させるときのメッセージに従ってソフトウェアリセットを行ってください。

miniSD カード等のデバイス名を変えるには?

miniSD カードなどの外部メモリを Windows Mobile 機に挿入すると、ファイルエクスプローラで「miniSDカード」という名前で一覧に表示されます。
一部の海外製ソフトウェアでは、日本語 ( 半角かな等 ) のフォルダ名に入っているファイルを読むことが出来ないものがあります。
この場合この「デバイス名」を英語の名前に変えることで、正しく読み込みを行う事が出来るようになります。

デバイス設定」→「デバイス名」
で表示される画面で、各デバイスを挿入したときのデバイス名を変更します。
例えば「miniSDカード」を「miniSD Card」に変更するときは、「SDカード」の項目のデバイス名を「miniSD Card」に変更します。

この設定はリセット後に有効になりますので、Pocket の手を終了させるときのメッセージに従ってソフトウェアリセットを行ってください。

miniSD カードの動作を安定させる。内蔵デバイスの優先度を設定する。

miniSD カードのデータをプログラムから使用をすると、時々スマートフォンの動作が止まってしまうような現象が起きます。
このような場合には miniSD カードの処理優先度をあげることで、このような現象を緩和することができます。

デバイス設定」→「優先度」
で表示される画面で、「内蔵デバイスの優先度」から「SDBusDriver」を選択します。次に優先度を 1 や 0 に設定します。

この設定はリセット後に有効になりますので、Pocket の手を終了させるときのメッセージに従ってソフトウェアリセットを行ってください。

参照
miniSD カードの動作を安定させる。シングルブロック転送に設定する。

miniSD カードの動作を安定させる。シングルブロック転送に設定する。

無線LAN などを使ってデータを miniSD カードにデータをダウンロードしていると、時々スマートフォンの動作が止まってしまうような現象が起きます。
このような場合には miniSD カードの転送方法を変更することで、このような現象を緩和することができます。

デバイス設定」→「ストレージ」→「SD カード全般
で表示される画面で、「シングルブロック転送を有効」にチェックをつけます。

この設定はリセット後に有効になりますので、Pocket の手を終了させるときのメッセージに従ってソフトウェアリセットを行ってください。

参照
miniSD カードの動作を安定させる。内蔵デバイスの優先度を設定する。

CPU 優先度を変更して処理を早くする

Windows Mobile では、複数のソフトを同時に動かすことができるので、CPU もそれに応じて複数のソフトに分散して処理を行います。
この優先度を、アクティブアプリ ( 前面で実行しているアプリ ) に高く設定をすると、ソフトの起動や処理が高速におこなわれるようになります。

デバイス設定」→「優先度」
で表示される画面で、「CPU の優先度」から「アクティブアプリの優先度を高く」を選択します。
「アクティブアプリが CPU を占有」を選択すると、他のアプリの処理を CPU がまったく行わなくなってしまい、正常な動作が期待できませんので通常はこの項目を選択しないでください。

※優先度を変更することで、Windows Mobile が不安定動作になる恐れがあります。このようなときは優先度を「均等に割り当て」を選択してください。

この設定はリセット後に有効になりますので、Pocket の手を終了させるときのメッセージに従ってソフトウェアリセットを行ってください。

ネットワークフォルダを表示/非表示する

共有フォルダを割り当てるために使用する、ネットワークフォルダの表示/非表示を設定することができます。

デバイス設定」→「システム」
で表示される画面で、「ネットワークフォルダを表示する」のチェックを入れると、ファイルエクスプローラ等で見たときにネットワークフォルダをルートに表示します。

この設定はリセット後に有効になりますので、Pocket の手を終了させるときのメッセージに従ってソフトウェアリセットを行ってください。