ActiveSync をインストールしよう

パソコンと Windows Mobile デバイスを接続するためには ActiveSync というソフトをインストールする必要があります。
ActiveSync は Windows Mobile デバイス添付の CD-ROM に入っていて、CD-ROM をパソコンに入れるとインストールが始まります。

単純にパソコンと Windows Mobile デバイスの間でファイルをやりとりするには、SD カードなどを使用すれば出来ますが、ActiveSync をインストールする事で、

• Outlook のアドレス帳、予定表、仕事、メモ、メールなどを同期する事が出来る。
  
• パソコンにあるファイルと Windows Mobile デバイスのファイルを同期する事が出来る。
  
• パソコンからファイルを Windows Mobile デバイスにコピーする事が出来る。
  
• パソコンから、Windows Mobile デバイスにソフトをインストールする事が出来る。
  

などが出来るソフトで、Windows Mobile デバイスとパソコン連携をする場合は、必ずインストールする必要があります。

まず Windows Mobile デバイスの名前を設定しましょう。
パソコンはここで設定した名前で、Windows Mobile デバイスを見分けます。

例えば、1台のパソコンに 2台の Windows Mobile デバイスを接続する場合、名前が同じだと見分けが付かなくなってしまいます。
家族で複数台の Windows Mobile デバイスを使う方は、名前を設定したほうが良いでしょう。


Windows Mobile デバイスの設定メニューのシステムタブにある「バージョン情報」をタップします。


次に、デバイスID タブを選択してデバイス名を入力します。入力が終わったら OK ボタンを押します。

まず Outlook データファイルのバックアップをします。
ActiveSync にどんな不具合があるかも分かりませんので、安全のため。


Outlook を終了させた状態で、
C:\Documents and Settings\(ユーザ名)\Local Settings\Application Data\Microsoft\Outlook
にある、outlook.pst というファイルを適当にコピーします。
これでバックアップは完了。

次に、Windows Mobile デバイス以外に PDA を持っていて、ActiveSync を既にインストールしている方は追加して同期ファイルのバックアップもした方が良いでしょう。

マイドキュメントにある (PocketPC 名) by My Documents フォルダを適当にコピーします。

次に ActiveSync をパソコンにインストールします。添付の CD-ROM をパソコンに入れると、以下のようにインストーラが起動します。
( 起動しない場合は、エクスプローラで CD-ROM をクリックします。)


起動するとこのようなウィンドウが開きます。
右下にある「次へ」ボタンを押していくと、ActiveSync のインストールが始まります。


ActiveSync のインストールが終わると、再起動を行う場合があります。( 既に ActiveSync がインストールされている場合 )
「はい」ボタンを押して再起動しましょう。次の起動からは、ActiveSync が自動的に起動しています。


このウィンドウが出たところで、Windows Mobile デバイスとパソコンを付属の USB ケーブルで接続します。
するとパソコンが Windows Mobile デバイスを認識します。


パソコンが Windows Mobile デバイスを認識し終わると、PocketPC セットアップ同期ウィザードが起動します。
ここで Outlook とアドレス帳や予定表などの同期設定を行います。

「次へ」ボタンを押してください。


同期をさせたい項目にチェックを入れます。ここでは連絡先だけにチェックを入れて同期をさせてみます。
連絡先にチェックを入れて「次へ」ボタンを押してください。


これで同期の設定は完了です。
「完了」ボタンを押してください。とりあえず連絡先だけ同期されます。


同期が開始されます。
Outlook にパスワードを設定している人は、同期開始前に Outlook パスワードの入力を促されますので、Outlook のパスワードを入力します。


これで同期が完了しました。
Windows Mobile デバイスで連絡先を見てください。


このように Outlook の連絡帳と同じものが Windows Mobile デバイスに同期されているはずです。
Windows Mobile デバイスでは、この同期させた連絡帳から電話をかけたり、メールを出したり出来ます。


では、次に連絡先以外のものも同期させます。
ツールメニューからオプションを選択してください。


Media 以外にチェックを入れて、Media 以外を同期させます。


ファイルにチェックを入れると、このようなウィンドウが表示されます。
このウィンドウの意味する事は、

• マイドキュメントの中に、「(Windows Mobile デバイス名) by My Documents」というフォルダが作成されます。
  
• このフォルダの中にファイルを入れると、入れたファイルが Windows Mobile デバイスの My Documents フォルダにコピー ( 同期 ) されます。
  
• 「ファイルの変換が必要～」というのは簡単に言うと、Word のファイルを同期させると、自動的に Windows Mobile デバイス用の Word Mobile というファイルに変換されます。Windows Mobile デバイスでは、Word のファイルを直接読み込むことが出来ないからです。
  

という事を言わんとしています。


OK ボタンを押すと、同期が始まります。
これで Media 以外のものの同期を行う事が出来ました。